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開発基盤部会 Blog

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2019/06/03

第11回総会も差し迫ってきたので、2019年度、部会活動計画について。

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 既に方針の類は議論できていたため、去年に倣って、2019年度方針のスライドを、以下の様に作成しました。


 スクラッチ開発(労働集約的事業)、自社開発(垂直統合型事業)、SIテンプレート事業は、今後、厳しくなることが予想されるため、内製品がゼロになるような将来を見据え、パッケージやSaaSを用いたインテグレーションを迅速に行うための「繋目」にフォーカスする。

 部会トップページを更新しました。

<2018年度>

OSSコンソーシアム



余談:

 昨今の施策は、スクラッチ開発の支援と言うテーマから大きくシフトをしているのですが、今迄、スクラッチ開発の開発支援を中心に活動してきた某弊、開発基盤部会なので、スクラッチ開発の今後の動向把握にも余念がありません。

 丁度、先日の某会合で仕入れた情報では、「"集約の進んでいる(日本で3、4社ぐらいの)事業"では、パッケージではなくスクラッチ開発が残る。」と予想されていました。逆に、SIテンプレでも汎用基幹系は、特に、パッケージやSaaSの隆盛のため、死にそうな段階になりました。

 従って、パッケージやSaaS自体の開発を除いた、スクラッチ開発のプレーヤーとして残るのは、

  • 中小企業:
    集約の進んでいる事業の事業システムを手掛けるケース
    (シェアが取れないので、大手が参入しない。
    また、当該事業向けのパッケージも開発されない。)

  • 大手企業:
    大手企業の事業システムを手掛けるケース
    (スクラッチにベネフィットが見い出せる大手企業の案件や、
    大規模なパッケージ導入に伴う、幾らかのアドオン開発など)

 に絞られて行くモノと思われます。
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