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2020/01/08

目の悪いスポーツ選手みたいなICTエンジニアの話。

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 最近、こんなツイートを目にして、


 始めは「曲が速くて英語だと印象に残らないよね。」程度に思っていましたが、審査員の微妙な表情って「コレじゃあ売れないなぁ。」とか、そういう事を考えてるのかもね?なんて思ったりしました。

 確かに、歌が上手くても、売れない歌手は沢山居るように思いますし、「見た目が良くないと売れない。」というのもあるかもしれませんが、見た目が良いダケで売れるか?と言うと、同様に、売れない歌手は沢山居るように思います。

 (ちなみに、どうでもイイ話ですが、私が一番好きなボーカルは、ヘビメタ界の北島三郎こと、故、ロニー・J・ディオ氏ですね。一番好きなアルバムは、Black Sabbath の Heaven and Hellです。)

 ...そう言う話の延長上で思ったんですが、

 スポーツでも身体能力は高いし基礎も出来てるケド、あるレベル超えると(≒ 自分の身体能力と基礎が周囲と比べて抜きに出ていないようなレベルの環境でプレーするようになった場合)、決まらなくなる奴って居るよな。

 なんて思ったりしました。

 そう云うケースって、大体、目が良いか悪いかなんじゃないか?と、私の経験上でも思ったりします。実際、「ヨリが跳ぶ」というマイナーな女子バレー漫画があるのですが、


 コレの冒頭にも、「見えてないのでお前は"打ち屋"しか出来ない。」みたいな話があります。あんな感じだと思います。見えるようになった上で、更にその上で何をするのか?みたいな話ですかね。



 ...で、ようやく、ココから、ICTエンジニアの話に行くんですが、前述の「身体能力も高く、基礎も出来てるスポーツ選手」≒「技術的知識ダケはあるICTエンジニア」のような気がしました。

 まぁ、四六時中、技術調査する時間を与えられているエンジニア、技術的な知識が身に付くのは当たり前といえば当たり前で、その先、何が求められているのか?というのが重要に思いました。

 弊界隈の若手(?)が決まらないのもこの辺に問題ありそうです。今どのステージにいて、今後どう繋げて行こうと思っているのか?が具体的に描けていないと。

  • シーズ(種)
  • > ニーズ(想い)
  • > ウォンツ(意欲)
  • > デマンド(需要)
  • > ベネフィット(提供された価値)

 先日、「プロジェクトのプログラム化により淘汰されるサプライサイド」に書いたように、「要素技術」単体では、展開計画が立たなくなってきた感もあり、コレをどのように、デマンドに結びつけて、ベネフィットを提供していくか?が重要になって行くモノと思われます。そういう意味で、ジョブ型の技術者の最終クラスが営業というのもなんとなく解ります。

 ...と言う事で、前述の「見えてないのでお前は"打ち屋"しか出来ない。」をICTエンジニアに対して言うと、「お前はデマンドが解ってないからコーダーしか出来ない。」みたいな感じになるンじゃないでしょうか?

<参考>




余談:

 最近、意思決定って詰まる所、人間系なのかもしれないな。なんて思ったりしました。と言うのも、私の書いているブログの内容、よくよく見てみると、技術系の話は少ないんですよね。人間系のケースが多いんだけど、コレ、結局、無視して通れないんだろうな。なんて思ったりしました。と言うのも、


 なんていう記事があり、

 「ソレは、つまり、感情って世間一般で知られている"感情"ダケじゃないってことではないか?と。不快感に似ている"モヤモヤする。"ッテのがコレに近い。

 などと思ったりしました。

 実際、私がモノを考え始めるトリガは、何だか"モヤモヤする。"時なんですよね(≒ 直感)。で、ブログを書き始めるのは、感情がトリガとなって、感情に任せて書き殴ります。なので、初稿は酷い有様なんですが、下書きが数件溜まっていて、公開まで10日以上あるので、その後、数日かけて、角を取り除いて & 理論的に修正して行くと、大概、良い内容になるのです。
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