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2018/06/19

Open棟梁 NuGet化後のデバッグ方法について。

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 チュートリアルを使用しOpen棟梁を評価中のユーザ様からの問い合わせがあり、

 「NuGet化後(Open棟梁 v02-10)以降、Open棟梁テンプレートで使用するNuGetパッケージ内部のデバッグを行う際、設定が必要になっていますのでご注意下さい。」

 というアナウンスです(UX向上に繋がる適切なご指摘を頂き、ありがとうございました)。

 以下にデバッグ設定方法をメモしましたのでご確認下さい。


<v02-20以降>

 v02-20以降のバージョンを導入されている場合で、NuGetパッケージ内部のデバッグを行う際は、以下の「Symbol Packagesパターン」の設定をお願いします。

 Visual Studio 2015/2017で、
  1. ソース・サーバのサポートを有効にする。
    [ツール] ---> [オプション] ---> [デバッグ] ---> [全般]
    • [マイ コードのみを有効にする]のチェックを外す。
    • [.NET Framework ソースのステッピングを有効にする]のチェックを外す。
    • [ソース サーバー サポートを有効にする]のチェックを入れる。
  2. 「シンボル サーバの場所」を下記ローカル・ディレクトリに変更。
    [ツール] ---> [オプション] ---> [デバッグ] ---> [シンボル] --->
    [シンボル ファイル (.pdb) の場所]で下記「シンボルサーバ」のURLを指定する。
    https://nuget.smbsrc.net
 と設定すればOKです(以下は、BaseDao.csをソース・サーバから取得してデバッグ実行している図。ソース・ファイルは、「%LOCALAPPDATA%\Temp\SymbolCache」フォルダ以下にキャッシュされる)。


<v02-10、若しくはソース・サーバにアクセスできない場合>

 v02-10、若しくは前述のソース・サーバ(https://nuget.smbsrc.net)にアクセスできない場合で、NuGetパッケージ内部のデバッグを行う際は、以下の「PDB同梱パターン」の設定をお願いします。
  1. ソース・サーバのサポートを無効にする。
    [ツール] ---> [オプション] ---> [デバッグ] ---> [全般]
    • [.NET Framework ソースのステッピングを有効にする]のチェックを入れる。
    • [ソース サーバー サポートを有効にする]のチェックを外す。
  2. シンボル ファイルの場所を追加する。
    [ツール] ---> [オプション] ---> [デバッグ] ---> [シンボル] ---> [シンボル ファイル (.pdb) の場所]で以下のようにダウンロードしたソース・ファイルのフォルダのパスを指定する。「...\packages\Touryo.Infrastructure.Public.2.2.0\pdb\net46」
  3. ソースファイルを配置・設定する。
    • https://github.com/OpenTouryoProject/OpenTouryo/
      から対象となるバーションのソース・ファイルをダウンロードし、
    • rootフォルダ以下の構成を維持したまま、NuGet対象モジュール
      のソースファイルを開発環境上の任意のフォルダに配置する。
    • ビルド・サーバ上のビルド・パスと、開発環境上の配置先パスが異なる場合は、
      「デバッグ ソース ファイル」に下記ローカル・ディレクトリを追加する。
      \root\programs\CS\Frameworks\Infrastructure
 と設定すればOKです(以下は、BaseDao.csを指定したフォルダ以下から取得してデバッグ実行している図。シンボル・ファイルとソース・ファイルは、指定したフォルダ以下から検索される)。

<NuGetをキャンセルする場合>

 NuGetの使用を止めて、従来どおり、すべてローカルで行う場合の手順は、以下を参考にして下さい。ローカルでビルドして参照設定するか、パッケージ化した一式を共有フォルダに配置できます。

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