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2019/07/03

プラットフォーマーへの未練が起こしている諸問題。

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 SNSなんかのWebサービス等も「プラットフォーム」と言われる御時世なので、「プラットフォームって何?」という話ですが、ココでのコンテキストでは、プラットフォーム ≒ ミドルウェア以下のソフトウェア・スタックと考えて頂ければと思います。

 プラットフォームとは、下記のようなものらしく、

 トークショーの中で、ゲイツ氏はソフトウェア、特にプラットフォームは「勝者総取りのビジネス」であると語り、ソフトウェアエンジニアの起業家が技術面で大勝利を収めるためには、会社設立時に大きな犠牲を払う必要があると説明しました。

 「最近の日本のメーカーでは無理だよね。」
 ...と、カジュアルに思ったりします。

 日本メーカーのソフトウェア事業、昨今の OSS & クラウドに押されて縮小を続けていると思います。そう言う事で、多くは縮小を継続しており、そろそろ、プラットフォーマーへの未練は断ち切ったかな?などと思ったりしますが、垂直統合事業的文化は、営業面など含めてわりと残っている気がします。そして、たまに、そう言う(イノベーション型の ≒ 研究開発的な)プロジェクトがプログラムにも混じってきたりします。具体的には、前回に申し上げた「スタック組んで終わり」系のプロジェクトですね。

 コレまでの商習慣を見ていたら、

 「ソフトウェア・スタックを組んで、プラットフォームに見えるものを準備したら、色々な人がソレを売ってくれるだろう。」、「1商材で十分売れるから周辺との連携、特にプログラム・マネジメントなんて不要だろう(と言うか概念自体が浸透していないケド)。」

 ...などと錯覚するのかもしれませんが、
 昨今、もうそんな事は無い訳で。

 ...そう言う事もあり、サプライサイドは縮小(集約化)し、デマンドサイドがより拡大(多様化)して行くものと思います。そして、デマンドサイド都合で、自社事業に必要な複数の設備をプログラムとしてマネジメントすることで、ベネフィットを強化して行く時代になるのだと思います。
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