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2021/12/04

データを分析して未来を予測する話(2)

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 では、その身近なデータを使って(今までデータとすら認識していなかったモノをデータと認識して)、以降、色々と分析をしてみたいと思います。

 サンプルのデータとして、各社の事業化発表会の情報などを活用してみて下さい(データと言っても、なにか、下処理されたものではなくプレゼンテーションの資料のままでOK)。

 なんとなく思ったんですが(、見ている企業の情報によりますが、ICT系の大手の事業化発表会の情報なら)、最近の日本企業、DX云々、アフターコロナ云々で、日本の伝統的企業(JTBC)風ではなくなってきた感があります。なんと言うか、世間一般のマーケティングに近い情報を出して来る企業が増えているんじゃないか?と思います。これは、顧客重視とかマーケットインとか、そっち系ですよね(例えば、インターネット・バブルの頃もメーカーはプロダクトアウト的なミドルウェアを開発していたりした)。

 確かに、顧客にフォーカスしたマーケットインは大体、正解で、オーナーじゃないヤツの「事業にフォーカスすベキ」って言う、プロダクトアウトにもなっていない発言が危ない。と言うのが、経験則的に解ってはいました(危ない ≒ メンバシップを維持するなら良いけど、ジョブになったら失業する)。

 そして、昨今のビジネス、要素を担いで如何にヤるか?みたいな感じになっていて、効率はマーケティングで、能率をやるなら、要素のサポートのスコープ外の事、要するに汎用技術のようにも思います(そう言う専門性の高い役割分担が必要になって来ている)。

 この様な変化の中で起こる事は、事業サイドのオーナーの人口の減少でしょう。今までの受託開発のビジネスモデルでは、下手すると、PM自体もオーナーだったのだと思いますが、そこのオーナーシップは減少していくと思います。次いで、SIテンプレートなど、自社のプロダクトやサービスの数も(ウィナー・テイクス・オール的に)減少していくと思います。

 そう言うことで、事業サイドのオーナーの人口が減少して行くと、何が重要になるか?と言うと、コレは以前に問題として提起していた、VC(バリューチェーン)の短さですが、コレが解決して、長くなって行くだろうと言う事が予測でき、更に、今後は、全体との繋がりを如何に想像(創造)するか?ってのが重要になるのでは?と思ったりしています。

 長くなるので、次回に続く。
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