先日の投稿、「
昨今の情報のアウトプット方式を考える回」中で「ネットに書いておいて貰えばエエ」と書きましたが、最近、コロナで、セミナーがオンライン・セミナー化し、更にカジュアル化して、色々なセミナーに気軽に参加出来る様なケースも増えましたが、参加した感想として、「ネットに書いておいて貰えばエエ」と言う感想を抱くケースも増えてきたように思います。
実際、最近、参加後の感想として「役に立ったなー。」と思えるセミナーも減ってきました。ハンズオン・セミナーなんかは、比較的、有意義だと思いますが、それも、昨今、「数回開催してフィードバックを得た内容をネットに動画として出しときゃエエでしょ。」と言う雰囲気が醸成されてきた感があるので。
...と言う事で、現時点で、どう言ったセミナーや情報発信が有意義であるか?どう言ったセミナーや情報発信が有意義でないか?を以下に纏めていきたいと思います。
<有意義>
- サマリ系
- リファレンス類のサマリ
- 事象毎のセミナ
- 例
- コンセプト説明、事例紹介
- プロダクト・サービスの比較
- マイグレーション・パスの列挙
- ただし、動画でも可。
- 双方向コミュニケーションが差別化ポイント
- ハンズオン系
- 例
- ただし、動画でも可。
- 双方向コミュニケーションが差別化ポイント
- プロダクト系
- 顔合わせ系(F2Fの信頼性)
- 双方向コミュニケーション
- 信頼性を人柄から得る系
- 懇親会(リアルな臨場感
<有意義でない>
- オンラインで済むコンテンツを
わざわざオフラインで開催する。 - 内輪(同業・クラスタ)のノリ
(後述の「内輪の縮小」的な意味で) - ユーザ・コミュニティ系の、
質の低い独自性の無い重複した情報 - 開発コミュニティ系の、記念イベント等、
プロダクトやリファレンス以外の情報
...と、まぁ、上記のような感じに
なりましたが、実際、書き出してみて、
「”質の低い独自性の無い重複”が無意味化して、最低限、補完が情報発信の要件になって来ており、昔と比べるとオリジナリティが求められる時代になって来た。」
と言う事かな?と思いました。
そう言う意味では、淘汰の時代に差し掛かった。と言って良い気がします(特に、企業では、ポストで情報発信している人の役割は無くなって来ている)。
ただし、一方で、相対的に「F2Fの双方向コミュニケーションによるリアルな臨場感と親近感」等と言った類のモノの重要性が復権して来ている気がします。
...が、内輪系は、
「内輪話のようなYouTuberのコンテンツが沢山再生されてしまうような現象も昨今、日常化しているので、昔の感覚では、内輪話だと思っていた領域が競争に晒される領域になって来た。」
と言う事で、昔ながらの内輪話に
対するニーズは縮小傾向にある気がします。
このように、内輪話のようなリアルな臨場感と親近感も競争に晒され、淘汰される、という事が日常化しつつある中で、セーフティー・ネット的なモノの需要が拡大して来るような事もあるかもしれません。