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2022/01/26

物質的飽和から情報的飽和に向けて変わりゆく時代

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 モノとか金の価値は下がるが情報の価値は上がっていく印象。

 先日、弊父が享年80で急逝しまして、急遽、実家に戻って葬式を挙げてきたんですが、遺品を整理していると、昔の人はモノが多いなぁ。...と思ったりしました。人と比べれば全然少ない方だとは思いますが、昔の人はモノを捨てられないと言うのと、今ならデジタル化されて所有しているようなモノを持っていたりするので、片付けている中で、そう言う印象を持ちました。

 モノ自体も、昔のモノって良く出来ているんですよね。今みたいに原価を削って開発&製造してないと言うか、なんと言うか、そもそも生活必需品以外は皆、比較的、高級品だった時代のモノって感じですね。

 ...で、昨今、物質的に充足したということもあり、物質的な豊かさから、情報的な豊かさに比重がシフトしてきたと言えるような気がします。我々世代の遺品は、殆どのモノは使い捨てで、コレクターでもない限り、スマホやPCにデジタル化されて収まっているんじゃないでしょうか?DX(IoT、ビッグデータ、AI)なんかも、この流れ(ハード → ソフト → データ)のような気がします。

 ...と言う事で、今後は、究極言うと、収入もあまり重要ではなくなって行く...から働き方も多様化し、教育にかかる金もネットコンテンツで済む量が増えて行く。みたいな流れになるんじゃないか?なんて思っています。なんと言うか、「情報化でフラット化する社会」みたいな感じでしょうか?

 そう言う意味では、環境が良く情報格差が解消されつつあるので地方が住み易くはなって行く感があります。まだ解りませんがアフターコロナで東京一極集中の流れが変わるかもしれません。私も数年前に拠点を広島に移しましたが、今は、母の介護周りの対応が落ち着くまで、一ヶ月程度、静岡から在宅勤務をする予定で、コロナによって、こう言った対応も以前よりは容易になったんだと思います。また、この情報化が、国家間の格差をも是正している気もします。私が去年に予想したように世界の情勢も進んでいて、覇権国家の凋落を加速させている感があります。

 そう言うことで、今後、暫く人類は、価値のある情報(≒ コンテンツ)の創出に躍起になる時代が続くんだろうなぁ。...なんて思ったりしました。
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