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2021/04/12

アクエリアス・エイジねた:2021年以後の世界とICTみたいな話(3)

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 本投稿は、前回に続けてのコンテンツです。

 ...と、まぁ、昨今、ワンワールドから多極化へ、と言う流れではあるんですが、既に、経済面では、

 「日本のマイナーIP(コンピュータ・ゲームの話)を、中国のメーカーがリメイクして、アジア圏で売ったら思いの外、ヒット。」

 とか、そう言う時代にはなっています。そう言う意味では、良い時代になったよなぁ。と思います。

 しかし、コレって、ワンワールドなんですかね?それとも多極化?

 私が思うに、何れにせよ、「2050年に実現するだろう、覇権国家なき、多極化された世界を受け入れよう。」と言う風に考えれば問題は無いってことだと思うんですよね。

 交易・交流が容易になった昨今、ディスラプト(創造的破壊)が怖いと言う話もありますが、なんつーか、比較優位でホントに欲しいものダケを買うってなら良いンだとは思いますよ。綿花を売って綿布を買わされた。みたいな事にならなきゃ(コレは歴史の教科書にも出てくる三角貿易の話ですが、この時、序に他国にアヘンを持って行ってたり、今考えると、トンデモナイ事をしてますね)。

 (そう考えると、保護貿易と言う形で保護スべきものを保護するのも、国家の自由と言うか裁量だとは思うんですが、今後の多極化で、ミャンマーのような状況も増えてくるのかもしれません)。


 ...多[極]化、多[様]化。それも、国家だけではなく、企業、も含めて。と言う事で、先の読み難い時代になったような気もしますが、ソレはソレで原点回帰という気もします。

 (...この原点回帰とは、以前の投稿にも書いたように、1492以前の世界ですが、当時と今とでナニが違うか?と言えば、交易・交流が当時と比べて圧倒的に容易になった。と言う事では無いでしょうか?)

 そして、多極化、多様化が進む社会では、其々のコミュニティが納得できるように、透明性の高い状態を作るってのが、重要になる気がします。

 なんと言うか、

 昔は、国家や企業で、一枚岩のガバナンスで透明性の高い状態を作るのが「正」って感じだったような気がしますが、利害対立がある中で、見かけ上の一枚岩を実現しようと、ANDを取っていくと、結局、不透明になって行くという矛盾がある様に思います。...が、多[極]化、多[様]化が進むこれから、多様なコミュニティ間でルールを設けて透明性の高い状態を作るって感じになって行くのではないだろうか?

 等と考えています。
 (≒ 前回のIOCの話

 ...ちょうどアメリカでも暴動が起きましたが(2021 / 1 / 6)、その後、ロシアでも暴動が起き(2021 / 1 / 23)、ミャンマーではクーデターが起きました(2021 / 2 / 1)。これは、結局、体制側の透明性が低いと言える為では無いか?と思います。

 そう言う意味では、日本は、まだマシかもしれませんね、透明性は他と比べて高く、言論に関して、自由と言えば自由(、体制側が悪さをすれば、まぁ、ボチボチ、叩かれますし)...と、件のジャック・アタリさんも言ってますし。

 次回へ続く...。
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