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2019/07/29

結構あるYO!自分でプログラムを組まないとイケナイCASE。

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 最近、プログラム・マネジメント × 2、言ってますが、ココでのプログラムは、プログラム・マネジメントのプログラムではなく、所謂一つの"コンピュータ・プログラム"についての話です。

 ...最近、「弊社のペイライン的に、造ってなんかいられないんですよー」みたいな事を言う諸兄?老害?が増えている気がしますが、それは、本来、もう少し言い方を変えるベキで、

 「弊社の技術力だと(、過去事例からしても)、作っても無駄なモノになっちゃうんですよー

 の誤りなのでは?なんて思ったりする事案が増えてきている感がありますね。

 ...例えば、以下の様な情報があったりします。


 こう言うの見ると、サポート・エンジニアが適切な答えに導いてくれればイイですが、結局、サポートの範囲外であれば、繋ぎ目のフィッティングを、「ダクトテープ貼っとけ。」みたいな感じで色々と頑張らないとイケないんだろうな。という気はします。その際、プロトコルに関する理解も、実装のノウハウも無くて、「対応できる訳ねーだろ。」みたいなことをチョットだけ思ったりします。

 また、別件で以下の様な情報を目にしました。


 これは、ほんの一例で、他の様々な情報も参考にすると「FirebaseとSPAさえあれば何でもできるぜー!」的なノリの人たちが、エンプラ界隈で認証のハードルをクリアできずに死ぬ。と言う事例は、ワリと多々あるらしいです。同様に、「ポリグロット(polyglot)なマイクロサービスをやっちゃおうぜ!」的な人たちがOSSのIdP/STSに手を出して死亡。みたいな事例も多々あるんでしょう。



 こういうイキりからの死亡って、なんか、微笑ましい感じのダサさを感じるコトが出来てイイですね(笑)。多分、「ペイラインガー。」って言っている人達も同じ様な感じになると思います。

 ...これは、実際に、ペイラインガー勢と価値交換できていないのが現実だったりするので(簡潔に申し上げると、ペイラインガー勢が価値を創出来ていない)。確かに、界隈では、

 「ペイラインばかり気にしてバランスしていると実際の価値を生み出せないで、固定費ばかり無駄になっていく。

 なんて言う現象が往々にして確認できます。
 と言う事で、この現象に名前を付けるとすると、

ペイラインガー勢の固定費が、寧ろ無駄。

 現象でしょうか(そのまんまで且つ長い)。

 ...とは言え、以前、似たようなことを書きましたが、オープン・アーキテクチャーの歴史から学ぶと、下位スタックからコモディティ化するので、競争は上位に移って行きます。コモディティ化するスタックにしがみついていると死にます。そこは、「ペイラインガー」と言っても良いかと思います。



 そして、また、以下の様な情報も。


 ...こう言うの見ると、「じゃぁ、非凡だったら開発してもイイんじゃね?」って思うんですが、沢山のプロジェクトを走らす程、予算無いですし(特に、日式的、製造業的ソフトウェア開発の場合、アホ程コストがかかるワリに大したモノが作れない)、根本に戻って、「"斬新な技術開発"なんて言う非凡なアイデアは、そもそも、そんな沢山は無いよ。」と言われてしまうと、ソレまでのように思ったりしました。

 そんな中で、「裁量労働制だけど予算も取れない。結果の出しようがない。」などと宣う、気概のある諸兄も少なからずいらっしゃると思うので、そんじゃー、社外コミュニティでやったらイイんじゃないですか?なんて思ったりします。

 まぁ、もうチョット言うと、クオリティ高めのモノしか残らない時代なんじゃないかな?と思ったりします(過去事例からも、後世に残るようなモノを開発するのは難しいと言う事が解っている)。

 何故なら、「造る」が最初に圧を受けるダケで、遡って行けば、「設計」/「仕様」/「管理」/「企画」/「経営」(≒ 会社)、全部同じだと思うので。かなりウワモノ(≒ 繋ぎ目レベル)にフォーカスしているのに、予算、若しくは出口戦略が無ければ、それは、≒ ゴーイング・コンサーンを覆したようなもので、会社ごと、市場から撤退するしか無いじゃないか?と思います。
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