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2021/04/16

アクエリアス・エイジねた:2021年以後の世界とICTみたいな話(5)

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 本投稿は、前回に続けてのコンテンツで、前回に続けて、陰謀論について少々、書いて行きたいと思います。

 モノによりますが、個人的には、陰謀論って、敗者の歴史感だと思うんですよね。某ウッド弁護士と言う方が、未だに「通貨発行権がー。」と、大真面目にツイートしてたでしょ?アレですよアレ。ただ、前々回に書いたように、昨今、最早、ワンワールド主義 vs 民族主義、ではなく、純粋に、透明性の高さを民衆が求めている。ということなのかもなぁ?なんて思ったりしました。

 また、別の見方をすると、「陰謀論より失敗論」とも言えるらしいです。


 1980年代の「陰謀論」、2000年以降 - 2020年現在に振り返ってみても(、トンデモ系は除いて)、「失敗論」という意味で、結構、合ってるんですよね。実際、第一回で書いたとおり、体制側は敗走を重ねていますので。

<追加のソース>

記事のリリース時期に注目
  • 最悪の2020年、次に起きる大事件とは?
    米抗議デモを的中させた専門家の警告=高島康司 マネーボイス
    https://www.mag2.com/p/money/935567/3
  •  「合衆国に関する国内対立の私の予測はどちらかというと暗い。アメリカの政治エリートは自己中心的で、分断していて、いつも内輪もめが絶えない。だから私は、これから膨大な数のアメリカ国民は、それこそ、底が抜けてしまったかのような状態に陥るはずだ。...
  • FOREIGN AFFAIRS JAPAN
    • 流れは米中二極体制へ ―― 不安定な平和の時代
      https://www.foreignaffairsj.co.jp/articles/201901_yan/
    •  いまや問うべきは、米中二極体制の時代がやってくるのかどうかではなく、それがどのようなものになるかだ。
    • 米覇権の解体 ―― アメリカパワーの衰退と中ロの台頭
      https://www.foreignaffairsj.co.jp/articles/202010_cooley/
    •  軍事費をいかにつぎ込んでも、アメリカの覇権解体を促している流れを止めることはできない。考えるべきは、米覇権の解体がどこまで進むかだ。

 実際、陰謀論者の中に、「このまま行くと、アメリカ経済は落ちる。」って1980年代から言い続けている人がいましたが、「相対的には落ちた。」と言って良い状況のように思います(この人、リーマン・ショックも微妙に当ててる)。そして、「そんなことにはならないよ。」と、コレを養護する対米従属派の人も、当時、いらっしゃいましたが、その人、2000年代以降、中国崩壊と言い続けていましたが、結果、そうはならなかった。...と言うことで、40年後の2020年現在、その辺の結論も出たように思います(世界情勢は、人の人生からしてみると長い時間をかけて、ゆっくりと変わって行く → アクエリアス・エイジ)。

 ...で、陰謀論に関して、また、別の見方をすると、「陰謀論って人類という集団が未来を考える中で生み出す思考の産物だ。」って気がするんですよね、陰謀論歴が長くなってくると。

 ...なんて思ってたら、以下のようなコンテンツで、ユートピアとディストピアは表裏一体なんだと説明されていました。


 ...と言う事は、人類が、より良い社会を目指そうとする限り、ソコには(、目指しているユートピアは、実はディストピアなんじゃないか?と言う)、疑念ないしは陰謀論がついて周るのかも知れません。

 実際、以下のTIMEの記事、「民主主義の選挙は脆弱で、"影の闘争"がコレを救った。」みたいなコトが書かれています(要するに作為的であったと言う事)。

  • The Secret Bipartisan Campaign That Saved the 2020 Election | Time
    https://time.com/5936036/secret-2020-election-campaign/
    • 「シャドー・キャンペナーたちが必死になって阻止しようとしたシナリオは、トランプ氏の勝利ではありませんでした。それは、結果が全く分からないほど悲惨な選挙であり、建国以来アメリカの特徴である民主的な自治という中心的な行為が失敗に終わったのである。」
    • 「舞台裏で繰り広げられていた陰謀があり、抗議行動を抑制し、CEOからの抵抗を調整していたのだ。どちらの驚きも、左翼活動家と財界の大物との非公式な同盟の結果だった。」
    • 「マイク・ポドファーザーは、ケーブルニュースに出てくるような、髪の毛が生えたような"政治戦略家"ではない。民主党関係者の間では、彼はここ数十年の政治技術の最大の進歩の背後にある魔術師として知られている。
    • 2000年代初頭に彼が集めたリベラルな戦略家のグループが、政治キャンペーンに科学的手法を応用した秘密の会社"アナリスト研究所"の設立につながった。彼はまた、進歩的なデータ会社の代表格であるキャタリスト社の設立にも関わっています。」
    • 「参加者が2020年の選挙の秘密の歴史を語りたがっているのはそのためだ。業界やイデオロギーを超えた様々な分野で、資金力のある権力者たちが裏で協力して、認識に影響を与え、ルールや法律を変え、メディアの報道を操り、情報の流れをコントロールするために働いている。」
    • 「選挙を不正操作したのではなく、選挙を強化したのです。そして、アメリカの民主主義を永続させるためには、国民がシステムの脆弱性を理解する必要があると考えている。」

 しかし、影の闘争は不確実だな。と言うことで、以降、何かしら(民主主義や資本主義に対して)是正がされるんじゃないだろうか?という気もしますね(要するに、社会主義化して行く傾向がある)。


 しかし、上記のTIMEの記事ですが、正直、こんな説明で、誰が納得するんだろうか?と言う気がしますね。記事の引用はしませんが、米主要メディアの信頼は低下して、新興・保守系メディアの台頭が目立っているようで、まさに、表裏一体のユートピアとディストピアと言う感があります。

 次回へ続く...。
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