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2018/07/26

Open棟梁プロジェクトの起源について。 (4)

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 前回、「Open棟梁プロジェクトの起源について。」の第3回の投稿を行いましたが、今回は、その第4回の投稿です。

 今回はOSS化とOSS化以降の展開についてお話します。
  • OSS化
  • インド・オフショア
  • スタートアップ試行
    とサービス開発基盤
  • 今後の展望

<OSS化>

 端的に言って現状維持ではdisconの可能性の芽も出てきかねないため、プロジェクトのエクスパンドとゴーイング・コンサーンを、更に確実なモノにすることで、この芽を摘むために、早期にOSS化を行いました。

 この際、名称を「棟梁」→「Open棟梁」に変更しています。「オープンソースだから、Open棟梁だよね。」という単純な理由でした。

 OSS化の詳細については、以下で説明を行っています。結構なことをやっているハズですが、disconの芽も出てくるとは、労働集約的でアドホックなSI事業における「生産性向上 設備投資」の難しさを感じます。

<インド・オフショア>

 2014年初頭から2016年中頃まで、インド・オフショア開発を行い、機能強化を図って行きました。これにより、国際化対応など、手数の必要な部分についての機能強化が行われました。

 しかし、インド = 技術力というイメージもあるのですが、実際のトコロ、管理工数に多大な工数をかけてしまい「外注では、新機能の提案・実装などは難しいのだな。」と思いました。

<スタートアップ試行とサービス開発基盤>

 2016年度から、スタートアップ試行を行い、スタートアップ自体は頓挫したものの、新しく、サービス開発基盤というコンセプトでプロダクトをリリースすることが出来ました。

 ここからは、「保守・改修、パッケージやサービスなどの案件もターゲットに含められるよう」、スクラッチ開発の基盤となるフレームワークという形体ダケではなく、「汎用認証サイト」や「汎用モバイル・バックエンド」(予定)などのコンポーネント提供の形体を取ることとしました。

 また、「サポート範囲も開発言語の枠内に留め無いよう」に、JSONや、OAuth2 / OpenID Connect / Financial-API / FIDO2など、オープンなプロトコルを採用し、また、クロスプラットフォームな「SPA」や「スマホ向けHybridアプリ」や、.NET Standard / .NET Core / ASP.NET Coreなどの技術をメイン・ストリームに据えていく予定です。

<今後の展望>

 そして、今後は、プロジェクトのエクスパンドとゴーイング・コンサーンを、更に確実なモノにすべく、ソリューション化を検討しています。これについては、説明済みなので、コチラをご参照下さい。

 以上で、全4回の投稿に渡った「Open棟梁プロジェクトの起源について。」はおしまいです。また、ネタが上がったら投稿しますので、ご期待下さい。

 次回は、提案資料として作成した「さまざまな開発標準とのフィッティング案」をベースにした投稿を行う予定です。
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