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2020/08/14

ガバナンス → 体制仕事の正体は、護送船団方式の問題では?

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 最近、

 「社内技術情報は、GitHub、Stackoverflow、Qiitaに取って代わられた。開発基盤(統合CASEツール)、社内ツールは大方、discon。社外ツールも仲介が不要に。また、共通基盤系(GitHubクローン、PaaS、CaaS)もコモディティ化で、インパクトが無く集客が難しい状態。ガバナンス系もプロジェクト型案件が多く下火。

 みたいな文字列を生成しました。

 ガバナンス口実で体制仕事に持っていく方式、予算付け易いンだと思うんですが、コレで競争力を維持できるか?と言うと微妙ですね(8割がたヤッてる感の演出なんじゃないか?と思います)。

 確かに、某弊部会、

 「社内で出来る事はガバナンスのみ。ベネフィットはユーザーしか解らない。故に、あなたの隣の社員には理解できない。ベネフィット系は外れやれ。そして、それを社内に輸入しろ。

 みたいに思っています。
 (コレ、前に書いてましたね)

 OSSコンソーシアム自体が、ワリと、そんなノリだと思います。実際、会社の予算でもロクに出来んので、コミュニティ活動では、フツーは何も出来んのですが(、某弊部会のように)、出来てしまうケースもある訳ですね。

 ガバナンス系の問題は、大味な、体制仕事になり易い点ですかね。具体的な例は、古くは、開発基盤、最近の流行りでは共通基盤で、以前、「共通基盤、みんな一緒説。」で言及した、

 「昨今の共通基盤の立て付けは、大雑把に言って、GitHubクローンに、CI/CDプロダクトが追加されて、ソレが、PaaSやCaaSに繋がる、って感じ 

 なんですよね(差別化が不要なので、大味ですよね?あと、"やらされている感"もあります)。このまま、時代が流れていくと共通基盤も、開発基盤(統合CASEツール)同じ道を辿って行くモノと思われます。



ソリューション:

 ソリューションとしては、大味な体制仕事にならないように、コンテンツ力のある人が頑張れる仕組み造りが重要になってくるのだと思います。具体的には、マーケティングした上でのプログラム・マネジメントで、大枠の合意形成をして、それに準拠したコンテンツ作成側の予算認可を通り易くする等。「その中で、有力なコンテンツが出てくれば良い。」と考えるのが、優れたマネジメント側の仕事なのではないか?と思います。
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