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2017/10/30

改めて、【Open棟梁 動的パラメタライズド・クエリ】のご紹介。

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 Open棟梁の機能は多岐に渡り、機能を十分に説明できていない感が強いので、今回は、Open棟梁の「動的パラメタライズド・クエリ」の機能についてご紹介します。

 「動的パラメタライズド・クエリ」の機能を簡単に説明すると、「直書きしたSQLのクエリにXMLのタグ付けを行うだけで、クエリの動的化が可能になる機能」と説明できるかと思います。

 この機能の登場の背景として、下図のような、従来型の文字列連結処理でクエリを組み立てるデータ・アクセスのプログラミング・スタイルでは、プログラムの可読性も低く、バグや脆弱性も作り易いという問題がありました。



 また、一昔前(2010年前後)、O/Rマッパーを中心とした色々なデータ・アクセス技術が登場しましたが、ビジネス・アプリケーションは、複雑なクエリを扱うケースが多く、O/Rマッパーには、様々な"2次元表"を取り出すための柔軟性なクエリ編集機能が備わっておらず、ビジネス・アプリケーションのドメインにあまり適合しませんでした。

 コレに対して、「動的パラメタライズド・クエリ」は、前述のタグ付けされたクエリに対してパラメタ操作するだけで、柔軟性なクエリ編集と、プログラムの可読性の向上、バグ・脆弱性の軽減を両立させることができ、ビジネス・アプリケーション向けのデータ・アクセス・ロジックを実装することができます。



 また、「動的パラメタライズド・クエリ」のXML定義をテストするための「動的パラメタライズド・クエリ分析ツール」という開発ツールも用意しており、以下の動画を参照することで、「動的パラメタライズド・クエリ」と、「動的パラメタライズド・クエリ分析ツール」の概要を理解することができます。

Open棟梁の動的パラメタライズド・クエリ分析ツールのチュートリアル


 ・・・と言うことで、「動的パラメタライズド・クエリ機能を是非ご利用下さい。」と言う話でした。また、動的パラメタライズド・クエリ機能は、「Public名前空間」単品でも使用できるので、フルスタックでの導入以外のコラボレーションも可能ですので、使い所がありましたら、是非ご利用下さい。

 補足:今期、「Public名前空間」の.NET Standard化も検討中です。乞うご期待。

  • 動的パラメタライズド・クエリ - Open 棟梁 Wiki
  • 動的パラメタライズド・クエリ分析ツール - Open 棟梁 Wiki
  • ADO.NET vs Entity Framework - マイクロソフト系技術情報 Wiki

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