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2020/12/18

「Open棟梁」v3コンセプトの青写真が見えて来た(3)

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 前々回前回と前置きが長くなりましたが、今回は手短に、「Open棟梁」v3コンセプトについての説明を完結させようと思います。

<主題(テーマ)>

  • v1:業務系、RDBMSアプリケーションの開発基盤
  • v2:Webサービス開発基盤
  • v3:DX系(IoT、ビッグデータ、AI)開発基盤

<方法論(メソドロジー)>

  • v1:IDE&パッケージ&テンプレート方式
  • v2:OAuth2/OIDC(プロトタイプ)モデル検証
  • v3:
    • コンテナ・レベルのパッケージとIaC
    • 一人、デジタル・イニシアティブ実⾏体制

 ...と、コンナ感じでしょうか?ちょっと、

 コンセプト =「主題(テーマ)」+「方法論(メソドロジー)」

 と言う立て付けが気になってググったのですが、

 「21世紀は、主題ではなく、方法の時代である」「今日、...経済・社会・文化・科学のあらゆる分野について、テーマやコンセプトはほとんど出尽くしている。これからは"方法"こそがコンセプトとなり、コンテンツになる。」

 なんて言っている人が居て、「あー、コレコレ、コンナ感じ。」などと思ったりした次第です。...で、私がなんで、「コンテナ・レベルのパッケージとIaC」「一人、デジタル・イニシアティブ実⾏体制」なんて言っているか?と言うと、

<一人、デジタル・イニシアティブ実⾏体制>

 実は、コレは、某、プラットフォームの営業の受け売りなんですが、コレが、最も(、前回にも言及した)、「コンセプト; ユースケース; アーキテクチャ検証」に近い内容と感じたので。

 ...もうチョット言うと、v1の業務系、RDBMSアプリケーションの開発基盤の起点は、CRUD処理なんですよね。v3では、コレ(起点)を「一人、デジタル・イニシアティブ実⾏」という次元に持って行く感じです。

 ハードル高いですがコレをやっていきます。

 恐らく、コレをやっていく過程の中で、複数の「コンセプト; ユースケース; アーキテクチャ検証」ができ、ソコから共通項を見い出す事が出来れば、コレらをエンジニアリングのレイヤに落とし込んでいけるのではないか?と考えています。

 コレについての詳細は、また、後日と言う事で。

<コンテナ・レベルのパッケージとIaC>

 これは...ですね、上記の「デジタル・イニシアティブ実⾏体制」を稼働させるために必要なモノになって来るのではないか?と思います。と言うのも、恐らく、日本の大手企業でも、複雑さと難易度の上がったサプライサイドとデマンドサイドを1プロジェクト内に同梱させるのは、難しい、と言うか不可能だと思いますので。

 そう言う意味で、
  • コンテナ・レベルのパッケージとIaC、
  • または、クラウドサービスとIaC

 によるブラックボックス化と、その再利用が、デマンドサイドのタスクを遂行する上での最小限の要件になるのではないか?と思っています。
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